| 2月になり、旧暦では立春を過ぎてもうすぐ春と思いきや、2月8日に大雪が降りました。
 大量の雪を掻くのにひと苦労。そして雪も融けはじめ牧場も営業を再開できましたが、
 それも束の間、2月14日今度は1m越えの大雪でした。
 
 この大雪は、開拓時代から小淵沢に住んでいる方でも初めての積雪量だそうです。
 
 ゲストハウスから厩舎に辿り着くまで10分弱、普段は歩いて15分の自宅までは約40分、
 腰まで埋まってしまう雪の量は、想像以上の雪圧でした。
 手作業では人が通れるくらいの幅で1m雪掻きするのに約10分。
 (ちょっと大げさかな?しかしそれぐらいの効率でした・・・)
 
 牧場の前の道路が車で通行できるまでにも約2日掛かり、高速道路・電車も止まり、
 そのため車の給油や灯油には規制が掛かる事態となり、
 なんとか普通に生活が出来るようになるまでには約1週間。
 馬たちも5日ぶりに放牧が出来ました。
 
 まだ前回の雪が残っていて、雪掻きした雪の置き場の確保にも頭を悩ませましたが、
 おかげ様で、2月28日ようやく営業を再開できました。
 
 明るい牧場ニュースです。ちょうど大雪と大雪の日の間の、2月13日に羊の出産がありました。
 メスの仔羊で産まれてすぐ元気に初乳を飲んでいました。
 翌日の大雪は母羊も想定外だったのではないでしょうか?
 羊・山羊は自分の背丈よりも高い雪の多さで身動きがとれなくなっており、
 動物達の救出作業にも今回は時間が掛かりましたが、みんな無事でなによりでした。
 仔羊も元気に育っています。もうすぐ山羊のエル姫の出産がありそうです。
 
 今回の雪では心配の電話をいただいたり、雪掻きを手伝っていただいたり、
 昼食の弁当が配達できず昼食をご馳走になったりと、
 たくさんの方々からご支援をいただき乗り切ることが出来ました。ありがとうございました。
 
 毎日が雪掻きに追われ降雪・積雪の写真を全然撮っていなかったので、
 牧場の風景がご覧になれませんが、今回の雪で私が使用してみて活躍したアイテムを写真でご紹介します。
 
 皆さんも備えに持っていると便利だと思います。
 
 1つはオーバーブーツ。新雪の時や融けた雪の所を歩くには最適。
 靴の上に履くことができ長靴と違い足が冷えないのがとてもいい。
 防水性なのでほぼ水は浸みてこない。短所は凍った雪の際はすべるので使用しないほうがいいです。
 
 もう一つは、脱着式のスパイク。大半の靴に簡単に装着できます。
 凍った雪の上を歩いてもほとんど滑らず歩けます。歩き心地は普段の靴の感覚と同様です。
 収納スペースも取らないのでバッグに入れての携帯するのにも便利です。
 長靴・ビジネスシューズにも装着できました。
 防寒靴などの厚底で幅太の靴には装着が出来ないことがあります。
 短所はコンビニ内などの床がツルツルしていてスパイクが刺さらない所は滑ります。
 床を傷つけないように慎重に歩くか外したほうがいいです。ホームセンターにて1500円前後で購入しました
 簡単な脱着・安価・効能・携帯のしやすさではこれがオススメです。
 
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