以前から導入したいと思っていた、ロバがこのたび牧場に仲間入りしました。
名前は、ロバの「ロバート」、7歳の去勢オスです。
牧場に来た当初は緊張していたせいか、エサも遠慮がちにしか食べていなかったのですが、少しずつ慣れ与えたエサも完食するほどになりました。放牧場ではポニーたちとグルーミングや昼寝を楽しむほど牧場に馴染んできました。
放牧場にポニーを放していると親御さんがお子さんに「ロバさんだよ!」なんていう会話を耳にすることがあります。ポニーとロバ、一緒に並べたら違いもはっきり分かるはずです。
では見てわかる大きな違いは・・・
1.なんと言ってもウサギのような大きな耳が特徴的で、愛嬌たっぷりでとても可愛らしいものです。
ロバは、ウマ科ウマ属⇒驢馬と漢字で書きます。別名:うさぎうま(兎馬)ともいうことから、
大きな耳に納得。
2.小さな体からは想像がつかないほど大きな声で鳴きます。馬と同じ鳴き方を想像していると、
初めてロバの鳴き声を聞いたときには、その違いに驚きます。
ロバの家畜化が始まったのは、およそ5000年前。移動のための乗用や荷物の運搬などに使役として活躍しましたが、ウマに比べ従順でない性格や体格が小型であることが使役用の家畜としては劣り、ウマの家畜化が進みました。よって、ロバはあまり品種改良も進まず、ウマよりも原種に近い種として残ったようです。
しかし、逆にウマよりも優れていたのが非常に丈夫で粗食に耐えるので管理が容易な点でした。悪条件の管理やエサが豊富にない地域では、今でも使役として活躍しています。
シルバーウィークに向けて9月11日(金)から、皆さんの前にお披露目を開始します。
古代の風を感じる、愛嬌たっぷりのロバのロバートに、ぜひ会いに来てくださいね。
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